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新・発達心理学ハンドブック  新刊

新・発達心理学ハンドブック

1992年旧版刊行から20余年の間に展開された研究動向をふまえて、新設章や改変を加えた最新情報・知見の刷新版。

著者 田島 信元
岩立 志津夫
長崎 勤
ジャンル 心理 > 辞典・事典
心理 > 発達心理
教科書 > 参考図書 > 心理
出版年月日 2016/07/01
ISBN 9784571230547
判型・ページ数 B5・1004ページ
定価 本体30,000円+税
 

目次

I部 発達の理論と展望
A 発達の基本的コンセプト
 1章 発達研究・発達観・モデルの変遷(藤永 保)
    発達研究の始源/発達観の変遷と児童心理学の成立/他
 2章 発達の生物学的基礎(矢野喜夫)
    発達心理学と生物学/進化論の影響/進歩主義的進化論からの脱却/他
 3章 発達の社会・文化的基礎(石黒広昭)
    発達の社会的基盤/発達の文脈/実践に埋め込まれた能力/他
 4章 ピアジェの発生的認識論とイネルデの発生的心理学(大浜幾久子)
    ベーベル・イネルデ/ジャン・ピアジェ/他
 5章 ピアジェの理論以降の認知発達理論の展開(落合正行)
    ピアジェの理論/新ピアジェ派理論/新ピアジェ派理論以降の理論/他
 6章 ヴィゴツキー理論とその展開(田島充士)
    言葉・思考・発達/発達の文化-歴史的側面とは/他
 7章 発達の社会・文化・歴史的アプローチ:ポストヴィゴツキー研究の現代的意義(茂呂雄二)
    ポストヴィゴツキー研究/方法論の拡張/実践へ
 8章 文化心理学(田島信元)
    文化心理学とは何か/文化心理学の諸領域/他
 9章 精神分析の発達理論(木部則雄)
    精神分析の歴史と発達心理学/精神分析における発達理論の発展
10章 愛着理論の基礎(繁多 進)
    愛着理論が誕生するまでの背景/愛着理論の骨格/他
11章 アタッチメント理論の新展開:生涯発達の視座から(遠藤利彦)
    生涯発達心理学の支柱としてのアタッチメント理論/他
12章 言語発達研究と理論の歴史、そして展望(岩立志津夫)
    言語発達研究の古典的基礎理論からみえてくるもの/他
13章 社会行動・学習理論(渡辺弥生)
    行動を説明するさまざまな理論/中核となる理論と研究方法/他
B 発達理論と隣接科学
14章 近接科学からの示唆:胎児・入院児とのかかわりを中心に
    胎児の発達に影響を及ぼす環境要因(川上清文)
    病院に入院している子どもたちにかかわる諸活動(高井清子)
15章 比較行動学からの示唆(小山高正)
    比較行動学とは/環境の問題/比較行動学の諸分野
16章 霊長類学からの示唆(林 美里・松沢哲郎)
    霊長類学の視点/霊長類学と発達心理学/霊長類学からみた発達/他
17章 行動遺伝学からの示唆(安藤寿康)
    行動遺伝学とは何か/行動遺伝学からみた発達/他
18章 進化心理学からの示唆(長谷川眞理子)
    現代進化生物学の基礎/進化人類学とヒトの進化環境
19章 脳科学からの示唆(皆川泰代)
    神経活動とは/脳の発達/発達障がいとその神経基盤/他
20章 文化人類学・文化社会学からの示唆(柴山真琴)
    文化人類学研究と文化化研究/文化社会学と社会化研究/他

II部 生涯発達の道筋
21章 生涯発達の視点(鈴木 忠)
    発達の可塑性/人間発達の可塑性を示す事例:FとG/他
22章 胎 児 期(川上清文・高井清子)
    胎児発達の概略/胎児の睡眠と感覚の発達/胎児の行動の発達/他
23章 新生児・乳児期(斎藤 晃)
    原始反射の意義/新生児・乳児の認知発達/他
24章 幼 児 期(森下正康)
    対人関係の広がり/自我と自己制御機能の発達/他
25章 児 童 期(戸田まり)
    児童期とは/家庭から学校へ/9~10歳の節目/思春期のはじまり/他
26章 青 年 期(高木秀明)
    親子関係の変化と友人関係の特徴/アイデンティティの確立/他
27章 成 人 期(藤﨑眞知代)
    成人前期:ライフ・コースの選択/成人後期(中年期):人生の曲がり角
28章 高 齢 期(藺牟田洋美)
    高齢期と生涯発達理論/心身機能からみた高齢期/他

III部 発達の機序と諸相
A 認知・言語領域
29章 知  覚(白井 述・山口真美)
    視力の発達/運動視の発達/形態の知覚/奥行き知覚/他
30章 言語発達(小林春美)
    音声の発達/語彙の発達/文法の発達/意図と言語とのかかわり
31章 記  憶(仲 真紀子)
    記憶の神経学的基盤/エピソード記憶の神経学的基盤/他
32章 認知・思考(小島康次)
    認知の発達/思考(推論と合理性)/まとめと今後の展望
33章 知  能(子安増生)
    知能のアセスメントと診断/知能の心理測定/知能の認知理論
34章 心の理解(木下孝司)
    「心の理論」研究の概観/心の理解の発達/他
35章 道徳性・向社会性(二宮克美)
    「道徳性」・「向社会性」発達研究の動向/道徳性の発達/他
36章 読み書き能力(高橋 登)
    日本語の読み書き習得の特徴/幼児期の読み書き能力/他
37章 数概念の発達(吉田 甫)
    数システムの発達/数唱能力の発達/公的な介入による数概念の発達/他
B パーソナリティ・行動領域
38章 身体・運動(西野泰広)
    体格の発達/体力の発達
39章 情  動(内山伊知郎)
    適応と分化情動理論/機能的な情動発達観/幼児期以降の情動発達
40章 情動調整(須田 治)
    生体の調節で生まれる情動/感情を含めた心身モデルへの転回
41章 動機づけ(黒石憲洋)
    動機づけ概念/内発的動機づけや外発的動機づけの変化/他
42章 自  己(榎本博明)
    発達における自己の位置づけ/自己研究の歴史/自己の発達/他
43章 気  質(上村佳世子)
    気質研究の歴史/発達初期の気質研究と測度/他
44章 パーソナリティ(鈴木乙史)
    パーソナリティとは/パーソナリティ研究の歴史と問題/他
C 社会的領域
45章 社会的認知(久保ゆかり)
    社会的知覚から相互作用へ/相互作用のなかでの実践的な把握/他
46章 遊  び(中野 茂)
    遊び研究の衰退/遊びという幻想/遊びの再考へ
47章 社会的スキルと社会的学習理論(庄司一子)
    子どもの社会性の問題と社会的スキルへの関心/社会的スキルの概念と定義/他
48章 セルフ・レギュレーション(中澤 潤)
    セルフ・レギュレーションの理論/セルフ・レギュレーションの発達/他
49章 ジェンダーの発達(大野祥子)
    「ジェンダー」とは何か:概念定義と使われ方/ジェンダー概念の誕生/他

IV部 現代社会と発達
50章 生活における発達(無藤 隆)
    なぜ生活か/生活のなかで発達することの理論的構造/他
51章 家族と発達(小野寺敦子)
    多様化する現代の家族/夫婦関係の生涯発達/母親と子ども/他
52章 児童虐待(子ども虐待)(宮本信也)
    子ども虐待とは/わが国における子ども虐待の実態/虐待死の現状/他
53章 仲間関係の発達(氏家達夫)
    仲間過程/仲間過程の発達/仲間過程の病理
54章 学校と発達(宮下孝広)
    学校制度の確立と普及/発達の文化的方向づけとしての学校教育/他
55章 メディアと発達(家島明彦)
    現代におけるメディアと発達をめぐる諸問題/メディアと発達に関する研究/他
56章 成人・中高年の自己実現と社会生活(岡林秀樹)
    成人期の危機をとらえる枠組み/現代日本における性役割分業意識の時代変化/他
57章 社会の変化と発達(小嶋秀夫)
    「社会の変化と発達」という問いの設定/産業革命と進歩の思想、そして近年の状況/他

V部 発達の障害・臨床
A 障害と臨床の基礎
58章 発達の障害・臨床をとらえる観点(長崎 勤)
    発達の障害・臨床をとらえる観点1:包括的観点/2:時間性・順序性の観点/他
59章 発達の障害・臨床と神経心理学(小池敏英)
    読み障害/書き障害/発達の障害・臨床と脳科学の進展
60章 発達の障害・臨床と社会1:教育を中心に(宮﨑 眞)
    特別支援教育の制度/他
61章 発達の障害・臨床と社会2:福祉を中心に(佐竹真次)
    発達に障害のある人への福祉的支援の目的/乳幼児健診等の活用/他
B 障害・臨床の理解と支援
62章 自閉症スペクトラム障害(伊藤英夫)
    自閉症スペクトラム障害の基礎概念/自閉症スペクトラム障害の発達研究/他
63章 学習障害(LD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)(岡崎慎治)
    学習障害(LD)/注意欠如・多動性障害(ADHD)
64章 知的障害(菅野 敦)
    知的障害の定義/知的障害の原因と出現率/知的障害の分類/他
65章 言語障害(藤野 博)
    言語障害の概念とタイプ/言語発達障害のアセスメント/他
66章 聴覚障害(澤 隆史)
    聴覚障害の基礎概念/アセスメントの方法と留意点/他
67章 視覚障害(佐島 毅)
    発達初期における視覚障害の影響/視覚障害児における表象の独自性と発達の壁/他
68章 運動障害(川間健之介)
    運動障害のある子どもたちの発達心理学的な課題/肢体不自由児の姿勢と認知発達
69章 不 登 校(濱口佳和)
    不登校の実態/不登校児童・生徒の類型化/他
70章 いじめ・非行
    いじめ問題の背景と防止に向けた取り組み(森 正樹)
    非行の背景理解と防止に向けた取り組み(市村彰英)
71章 精神障害(神尾陽子・高橋秀俊・井口英子)
    今日の社会と精神障害/発達的観点からみた精神障害/他

VI部 発達研究における資料の収集と分析
72章 発達研究の方法(やまだようこ)
    何を問うか/実験的研究法/質的研究法/生涯発達研究のモデルと方法論
73章 研究の倫理
    研究における倫理問題(杉本英晴)
    発表における倫理問題(安藤典明)
74章 基本的な研究デザイン
    実験研究法(梶川祥世)
    自然観察法(岩田美保)
    実験観察法(関根和生)
    テスト法(今野 歩)
    面接法(飯牟礼悦子)
    質問紙法(室橋弘人)
    事例研究(楜澤令子)
75章 分析の手法
    マイクロアナリシス(難波久美子・河合優年)
    プロトコル分析(田島信元・田島啓子)
    行動評定法(西澤弘行)
    生理的指標(横井川美佳・田中真介)
    チェックリスト法(麻生典子)
    質的研究1:KJ法(川島大輔)
    質的研究2:グラウンデッド・セオリー(荘島幸子)
【付録】発達関係のテスト(高田みほ・板倉達哉)

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内容説明

1992年に刊行された旧版の枠組みを継承しつつ、前書刊行から20余年の間に展開された研究動向をふまえて、新設章ならびに改変を加え、新たな情報・知見を盛り込んだ刷新版。

本書の特色
1992年に刊行し多くの専門家、大学院生、学生だけでなく、実践者にも愛用され、8刷を重ねた『発達心理学ハンドブック』、待望のリニューアル版。
旧版刊行から20余年間の学界における研究動向を反映し、基本理論から実践まで最新知見を縦横に網羅。
6部構成、75章(旧版の改稿49章+新設・改変26章)、巻末には最新の「発達関係のテスト」を付録。
総勢97人の執筆者による本文はもちろん、最新の文献情報も満載。圧倒的ボリュームの索引は充実のツール。判型は大きくて読みやすいB5判。
研究者、大学院生、学部学生のみならず、隣接諸領域の研究者、実践者必読必携の基本図書。
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リーフレットはこちら(pdf)

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