ホーム > 悉皆成仏による「更生」を信じて

悉皆成仏による「更生」を信じて  新刊

変質する不信の時代に隗より始める「信」の復権

悉皆成仏による「更生」を信じて

犯罪者の更生は可能か? 社会学と親鸞思想という二つの眼差しを駆使することで不信の現代に光明を見出す。

著者 德岡 秀雄
ジャンル 思想 > 仏教
出版年月日 2017/07/15
ISBN 9784571300387
判型・ページ数 4-6・160ページ
定価 本体1,700円+税
 

目次

はじめに――想像を超える犯罪の出現
 一 光市の母子殺害事件
 二 秋葉原無差別殺人事件
 三 本書の視角

第一章 カニは甲羅に似せて
 一 衣の袖から……(信念→理論)
 二 カルヴィニズムと米国の司法制度
 三 「謝罪と赦し」の日本文化

第二章 不信の現代
 一 「疑う」科学と「体験が信用できない」情報社会
 二 変質する社会統制と非行
 三 被害者を蚊帳の外にした刑事司法
 四 行為者主義から行為主義へ

第三章 信の復権を
 一 レリヴァンシャル・リテラシーの獲得
 二 規範・倫理観はどのようにして育つのか
 三 更生のカギは「慚愧」の念
 四 謝罪と赦し

第四章 もう一つの行為基準――超越者からの眼差し
 一 レーダーと羅針盤
 二 二軸を指針とした生涯
 三 超越者への気づきと教誨師

第五章 仏教の人間観
 一 悉皆成仏を信じて
 二 悪人の救い
 三 慚愧を呼び覚ます仏の慈悲

第六章 「悪人正機」の真意
 一 慚愧する悪人
 二 遅すぎたと嘆く莫(なか)れ

結びに代えて――隗より始めよう
 一 身・口・意(三業)一致の振る舞い
 二 アイコンタクトによる絆
 三 浄言を聞く

あとがき


[著者紹介]※初版刊行時のものです
德岡秀雄(とくおか・ひでお)
 一九四一年、京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。京都家庭裁判所調査官補を振り出しに、関西大学教授(社会学部)、京都大学教授(大学院教育学研究科)、放送大学客員教授、などを歴任。教育学博士(京都大学)。
 社会学研究に従事する傍ら、一九九三年、中央仏教学院(浄土真宗本願寺派・通信教育課程)入学、一九九六年、同校卒業。一九九七年、得度習礼に続いて教師教修を修了。二〇〇一年、社会学研究者としての職を辞して布教使補に登録。二〇〇三年、布教使資格を取得。放送大学客員教授の任期終了(二〇〇六年)後は、布教活動に専念。
《主な著書》
『社会病理の分析視角』(東京大学出版会、一九八七)、『少年司法政策の社会学』(東京大学出版会、一九九三)、『社会病理を考える』(世界思想社、一九九七)、『宗教教誨と浄土真宗』(本願寺出版社、二〇〇六)、『少年法の社会史』(福村出版、二〇〇九)、『仏法で観る現代社会』(平樂寺書店、二〇一三)、『縁起する親鸞思想』(平樂寺書店、二〇一四)など。

このページのトップへ

内容説明

光市母子殺害事件・秋葉原無差別殺人事件……想像を超える犯罪の出現に不信が蔓延する現代。社会学と親鸞思想という複眼的な眼差しを駆使して「信」の復権に光明を見出す。

このページのトップへ