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ヴィゴーツキー理論の神髄

なぜ文化-歴史的理論なのか

ヴィゴーツキー理論の神髄

ヴィゴーツキー理論の中心にある「人間の高次心理機能の言葉による被媒介性」という命題を明らかにする。

著者 中村 和夫
ジャンル 心理 > 発達心理
教科書 > 参考図書 > 心理
出版年月日 2014/03/30
ISBN 9784571230523
判型・ページ数 A5・168ページ
定価 本体2,200円+税
 

目次

第1章 ヴィゴーツキー理論の神髄
 1 意志の自由の問題
 2 自覚的で随意的な心理過程(意識)の発達
 3 個人の具体的な意識の内容(思想)の発達
第2章 なぜ言葉なのか
 1 心理学的唯物論の構築へ
 2 活動と言葉の発達的関係
 3 言葉と心理学的唯物論
第3章 なぜ感情なのか
 1 知性と感情の統一としての高次心理機能の発達論へ
 2 『情動に関する学説』の概要
 3 スピノザについての断片的記述から何が読みとれるのか
第4章 なぜ内言の意味なのか
 1 言語的思考の分析単位としての言葉の意味
 2 言葉の外面的な様相的側面と内面的な意味的側面の区別
 3 内言の意味論
 4 知性と感情の統一の問題
第5章 なぜ文化-歴史的理論なのか
 1 はじめに
 2 論点の整理――神谷によるヴィゴーツキー理論の理解の新しいパラダイムの提起
 3 どう受けとめるべきか――新しいパラダイムの提起に対する評価
 4 おわりに
第6章 ギータ・リヴォーヴナ・ヴィゴーツカヤへのインタビュー
 インタビューの記録

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内容説明

なぜヴィゴーツキーは、その発達理論の中心に「人間の高次心理機能は言葉によって媒介されている」を命題に置いたのか。その本質的な原理と理論を明らかにする。

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