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郡山物語

未来を生きる世代よ! 震災後子どものケアプロジェクト

郡山物語

東日本大震災と福島原発事故による未曾有の危機的状況下、子どもの心と体のケアを支援した活動記録とメッセージ。

著者 菊池 信太郎
柳田 邦男
渡辺 久子
鴇田 夏子
ジャンル 社会 > 現代社会
出版年月日 2014/03/21
ISBN 9784571410505
判型・ページ数 4-6・344ページ
定価 本体1,500円+税
 

目次

刊行に寄せて(根本 匠)
はじめに(菊池信太郎)
序章 これからに伝えていくべきこと
 大震災・子どもの心とこの国の未来(柳田邦男)
1章 東日本大震災発生
 地震発生直後の郡山市の様子(菊池信太郎)
 未曾有の災害に直面して――33万人の命を預かる市長として(原 正夫)
 東日本大震災と原発事故――郡山医師会の取り組み(菊池辰夫)
2章 地域が子どもたちを守る
 郡山市震災後子どもの心のケアプロジェクト発足(菊池信太郎)
 子どもに寄り添うということ(渡辺久子)
 メンタルヘルスケアと支援のコラボレーション――福島県臨床心理士会の活動(成井香苗)
 【コラム】
  1 本がつないだ未来(中島京子)
  2 絵本に学ぶ人生の処世術――人生の三大危機を乗り越える道しるべとは(大森洋亮)
  3 遊びを通しての心のケア――旅館に避難した子どもたちとの交流(遠藤利子)
  4 原発事故から2年――子どもを育てるママたちの声(宗形初枝)
  5 子どもをかかえる保護者の不安への対応――リスクコミュニケーションの大切さ(安司美代子)
  6 神戸からの思い(大上律子)
3章 子どもの生活環境を作る
 長期化する子どもたちの制限された生活環境(菊池信太郎)
 大震災とそれに続く災害が郡山の子どもと家族に与えた衝撃(ジョン高山一郎)
 【コラム】
  7 かけがえのない“あたりまえのこと”(橋本光子)
  8 ニコニコこども館での体験から学んだこと(助川由紀江)
  9 東京より福島の子どもたちに寄せて(進藤考洋)
4章 PEP Kids Koriyama〈ペップキッズこおりやま〉
 PEP Kids Koriyama――郡山から子どもの遊びのモデルを発信(菊池信太郎)
 健やかな子どもを育むために(中村和彦)
 子どもの遊びの重要性――ペップキッズこおりやまの砂場から(笠間浩幸)
 ふるさとの子どもたちに夢と希望を(大髙善興)
 【コラム】
  10 あそぶことは生きること(池上貴久)
  11 ペップでの「遊び」と「子どもの未来」(阿部直樹)
  12 PEP UP Koriyama――郡山の子どもたちを日本一元気に!(武田千恵子)
  13 東京の教師ができること(眞砂野 裕)
  14 あなたには、あの鐘の音が聞こえますか?(髙島俊文)
5章 心のケアから子どものケアへ
 プロジェクト発足1周年(菊池信太郎)
 子どもは未来――子どもをトータルにみるということ(渡辺久子)
 【コラム】
  15 福島の子どもたちの笑顔のために(森田倫代)
  16 小指の痛みは全身の痛み――沖縄からみた福島(町田宗正)
  17 沖縄にきた郡山の子どもたち(瀬底幸江)
  18 甲状腺の不安と解消(百渓尚子)
6章 新しい日常〈New Normal〉へ向けて
 子どもたちの真の復興に向けて(菊池信太郎)
 教育行政現場での取り組み(郡山市教育委員会)
 子どもたちの笑顔を取り戻すために――今、私たちおとなができること(野口雅世子)
 【コラム】
  19 子どもたちを守る――ウルトラ警察隊に込めた思い(小笠原和美)
  20 菊池先生と私(横澤 保)
  21 夢と希望と情熱と(伊藤清郷)
あとがき(鴇田夏子)
謝 辞
「郡山市震災後子どものケアプロジェクト」活動の記録

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内容説明

東日本大震災と福島第一原発事故で避難生活や屋外活動の制限を余儀なくされた福島県郡山市。未曾有の危機的状況下、子どもたちの心と発達を守ろうと立ち上がったプロジェクト。支援活動に取り組んだ関係者の記録とメッセージ。

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