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多文化社会の看護と保健医療

グローバル化する看護・保健のための人材育成

多文化社会の看護と保健医療

看護・医療は多文化状況にいかに対応すべきか。英国で現場の視点から作られた文化ケアのための包括的教材。

著者 カレン・ホランド
クリスティン・ホグ
日本赤十字九州国際看護大学 国際看護研究会 監訳
ジャンル 医療 > 看護
教科書 > 参考図書 > 医療・看護
出版年月日 2015/01/15
ISBN 9784571500114
判型・ページ数 A5・380ページ
定価 本体3,200円+税
 

目次

第1章 文化、人種そして民族性:概念整理
 はじめに/文化ケアとは/文化の意味/人種の意味/民族性の意味/結論

第2章 健康と病気に関する信念論を理解する
 はじめに/健康信念/健康信念の体系/保健医療領域/結論

第3章 実践における健康信念の応用
 はじめに/保健医療における多元主義/保健医療実践における迷信的信念/異なる健康信念を持つ人びとに対する看護/健康信念を聞き出す/結論

第4章 宗教と文化的配慮
 はじめに/宗教と精神性/宗教と保健医療/結論

第5章 文化ケア:看護実践のための知識と技術
 はじめに/文化に配慮した看護実践を促進する展開/文化的意識/文化的知識/文化的評価と看護介入/結論

第6章 文化とメンタルヘルス
 はじめに/正常と異常の概念/通文化的精神医学/文化結合症候群/看護と治療における諸問題/異文化間コミュニケーション/メンタルへルスにおける通訳者の利用/人種差別と異文化間コミュニケーション/結論

第7章 多文化社会における女性と保健医療
 はじめに/社会における女性の役割/社会の中の介護者としての女性/文化的信念と女性に必要なこと/女性そしてプライバシーと尊厳の維持の必要性/健康や保健医療に関する女性の役割と文化的信念の影響/結論

第8章 多文化社会における男性と保健医療
 はじめに/社会における男性の役割/社会の中の介護者としての男性/看護に従事する男性/健康や保健医療に関する男性の役割と文化的信念の影響/男性の健康問題と援助要求行動/男性による健康上のリスクをともなう行動と保健医療サービスの利用/結論

第9章 子どもおよび家族中心の看護:文化的視点
 はじめに/文化と家族/子育て方法と幼児や子どもの日常の世話/言語とコミュニケーション/病気および疾病のパターン/赤ん坊と子どもたちの世話をするときの優れた実践/結論

第10章 黒人および少数民族出身の高齢者ケア
 はじめに/移住パターン/三重の危険性/黒人と少数民族出身の高齢者に対する通説と固定観念/健康信念と高齢者/高齢者の健康と病気のパターン/黒人および少数民族出身の高齢者のためのサービス開発/結論

第11章 移住者・難民そして亡命申請者のための保健医療
 はじめに/移住者と健康/難民と亡命申請者の保健医療/メンタルヘルス問題/女性の健康/子どもと若年者の健康/結論

第12章 死ぬことと死者を送ること:比較文化的視点
 はじめに/死の意味/死者を送ることの意味/看護実践と死にゆく人と死者を送る人に対する看護/結論

第13章 文化の多様性と専門的実践
 はじめに/英国保健サービスにおける黒人および少数民族出身看護師の歴史/看護における機会均等/看護師の採用/文化的に適切な環境創りのための労働力の開発/結論

付 録
 キリスト教/仏教/ヒンズー教/イスラム教/ユダヤ教/シーク教

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内容説明

看護・医療は多文化状況にいかに対応すべきか。専門職者は従来に加えてどのような技術・知識を必要とするのか。英国で現場の視点から作られた文化ケアのための包括的教材。

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