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欧州における乳幼児社会的養護の展開

研究・実践・施策協働の視座から日本の社会的養護への示唆

欧州における乳幼児社会的養護の展開

欧州の乳幼児社会的養護における調査・実践・施策の協働の実態から日本の目指す社会的養護を考える。

著者 上鹿渡 和宏
ジャンル 福祉 > 社会的養護
出版年月日 2016/03/31
ISBN 9784571420597
判型・ページ数 A5・178ページ
定価 本体3,800円+税
 

目次

推薦の辞(津崎哲雄)
はじめに
 第1節 研究の背景
 第2節 研究の経過
 第3節 本書の構成
第1章 欧州における乳幼児社会的養護の現状と対応の方向性
 第1節 欧州における乳幼児社会的養護の現状
 第2節 国際機関等による乳幼児社会的養護の方向性と基本方針
第2章 ボウルビィの調査研究が児童福祉実践と施策に与えた影響
 第1節 ボウルビィの英国児童福祉における評価
 第2節 ボウルビィの児童福祉領域における功績と影響
第3章 ボウルビィ以降の社会的養護に関する実証的研究
 第1節 ケア水準の高い施設での子どもへの影響についての調査研究
 第2節 ルーマニア孤児研究の展開――長期的大規模疫学研究の結果とその影響
 第3節 乳幼児社会的養護研究の現在
 第4節 家庭養護におけるケア水準維持向上を目指す研究
 第5節 乳幼児家庭養護を最善のものとし続けるために――さらなる高みを目指して
第4章 施設養護から家庭養護への移行に関する実践展開
 第1節  社会的養護における家庭養護への移行推進のための10ステップモデル
 第2節  施設養護、家庭養護のケア水準向上のためのフェアスタートプログラム
 第3節 里親のケア水準向上のためのフォスタリングチェンジ・プログラムと多次元治療里親委託(MTFC)の具体的内容
第5章 考察――日本の調査研究・実践展開・施策策定への示唆
 第1節 欧州における乳幼児社会的養護のこれまでとこれから
 第2節 日本の社会的養護領域における調査研究・実践展開・施策策定の協働
 第3節 総括と展望
 第4節 本研究の限界と課題
おわりに
補遺 施設より家庭養護へ移行した子どもの30年間追跡調査(池田、1981)から今後の社会的養護について考える

[著者略歴]※初版刊行時のものです
上鹿渡和宏(かみかど・かずひろ)
北海道出身。児童精神科医、博士(社会福祉学)(京都府立大学)。
慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻卒業、信州大学医学部医学科卒業、京都府立大学大学院公共政策学研究科福祉社会学専攻博士後期課程修了。
佐久総合病院、静岡県立こころの医療センター、京都市児童福祉センター、信州大学医学部衛生学公衆衛生学講座等を経て、2012年3月より長野大学社会福祉学部准教授。2015年8月から2016年3月までオックスフォード大学セントアントニーズコレッジ・アカデミックビジター、日産現代日本研究所・ビジティングフェローとして英国で社会的養護に関する調査・研究に従事。

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内容説明

施設養護か家庭養護か、どの道を目指していくのか。欧州の乳幼児社会的養護における調査研究・実践展開・施策策定の協働の実際を研究し、日本の目指す社会的養護を考える。

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