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身体知

成人教育における身体化された学習

身体知

人は、なぜ、どのように、身体を通して学ぶのか。成人教育における身体の持つ教育的意義とその実践の方法を説く。

著者 ランディ・リプソン・ローレンス
立田 慶裕
岩崎 久美子
金藤 ふゆ子
佐藤 智子
荻野 亮吾
園部 友里恵
ジャンル 教育 > 生涯学習
出版年月日 2016/03/22
ISBN 9784571101748
判型・ページ数 A5・136ページ
定価 本体2,600円+税
 

目次

まえがき 「身体知」の可能性[立田慶裕]
日本語版に向けて~日本の読者へ~[ランディ・リプソン・ローレンス(立田慶裕 訳)]

序文 編集ノート[ランディ・リプソン・ローレンス(荻野亮吾 訳)]

第1章 直感的認識と身体化された意識
    [ランディ・リプソン・ローレンス(立田慶裕 訳)]
直感/身体化された学習をめぐる他の用語/統合的な認識の方法/意識/身体化された知識との交信/フェミニズムと抵抗:認識方法としての身体の重要視/身体化の教育学/結論

第2章 身体化された学習と患者教育:看護師の自覚から患者のセルフケアへ
    [アン・L・シュワルツ(荻野亮吾 訳)]
身体化された学習の定義/文脈としての患者教育/成人教育の役割/患者教育を健康のための身体化された学習として捉え直す/臨床行動教育学/身体化された臨床行動教育学の成果/結論

第3章 仕事における身体化された学習:職場から遊び場への発想の転換
    [パメラ・メイヤー(園部友里恵 訳)]
新たなアイディアを秘めた遊びのための場をつくること/行動の中の身体化された学習/実践家への示唆/結論

第4章 女性のストーリーを身体化する:コミュニティの気づきと社会的行動に向けて
    [ジョランダ・ニエベス(佐藤智子 訳)]
可能性を身体化する/リスクを身体化する/集団的な関わりを身体化する/パフォーマンスを身体化する/身体化された学びの方法/成人教育者に向けた示唆

第5章 野外での経験的な教育:身体化された学習
    [エリック・ハウデン(佐藤智子 訳)]
経験的な学習:身体に学習をもたらす/経験的な教育と身体化された経験の拡張/現代における経験的な教育とは/経験的な教育の確立とクルト・ハーン/経験的な教育における現在の実践/経験的な教育の具体的実践/経験的な教育からの省察的学習

第6章 認識の方法としてのダンス
    [セレステ・スノーバー(金藤ふゆ子 訳)]
生得的権利としてのダンス/身体化された認識/生きられた身体とダンス/ダンスの遊び―遊びのダンス/ダンスとリテラシー/探究の方法としてのダンス

第7章 身体化された知識と脱植民地化:強力で危険な演劇の教育学と共に歩む
    [ショーナ・バタウィック/ヤン・セルマン(園部友里恵 訳)]
領域の定義/身体化された認識と脱植民地化/目撃することと身体化/フィクションの力と安全性/成人教育者への示唆

第8章 おわりに:身体を取り戻すために
    [ランディ・リプソン・ローレンス(岩崎久美子 訳)]
身体の持つ知恵/ホリスティック学習における身体の役割/自己と他者への気づきに伴う身体の役割/経験的な学習と変容的学習に関わる身体/身体教育学/身体についての支配的なイデオロギーへの挑戦/全体をふり返って

訳者あとがき[立田慶裕・岩崎久美子・金藤ふゆ子・佐藤智子・荻野亮吾・園部友里恵]


[訳者一覧]※肩書きは初版刊行時のものです
立田慶裕  神戸学院大学教授
岩崎久美子 国立教育政策研究所総括研究官
金藤ふゆ子 文教大学人間科学部教授
佐藤智子  東京大学大学院教育学研究科特任助教
荻野亮吾  東京大学高齢社会総合研究機構特任助教
園部友里恵 東京大学大学院情報学環特任研究員/東京学芸大学・日本女子大学非常勤講師

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内容説明

どうすれば自分の身体の可能性やエネルギーを引き出すことができるか。身体の持つ可能性に関心を持つ読者や研究者、身体の実践を通じて学ぶ多くの学習者の役に立つ一著。

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