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人を育む愛着と感情の力  新刊

AEDPによる感情変容の理論と実践

人を育む愛着と感情の力

変容を重視した癒やしの治療モデルAEDP(加速化体験力動療法)。創始者ダイアナ・フォーシャによる初の解説書。

著者 ダイアナ・フォーシャ
岩壁 茂 監訳
花川 ゆう子 監訳
福島 哲夫 監訳
沢宮 容子 監訳
妙木 浩之 監訳
門脇 陽子
森田 由美
ジャンル 心理 > 臨床心理
出版年月日 2017/11/25
ISBN 9784571240638
判型・ページ数 A5・480ページ
定価 本体7,000円+税
 

目次

日本語版への序文
はじめに 感情の変容モデルの軌跡

第1部 理論的基盤
 1章 感情と変容
 2章 感情のレンズを通して見る愛着
 3章 ほどよい養育者と最も望ましい二者プロセス
 4章 精神病理の発症
 5章 人を育む理解――臨床行動における内省的な自己機能の事例

第2部 ツールと題材
 6章 構成化のツール――3つの表象図式
 7章 コア感情体験のバリエーション
 8章 ヒーリング感情
 9章 もう僕のこと愛してないんだね――精神力動的フォーミュレーションを協働して確立する:事例による例解

第3部 介入方略
    介入方略に向けた導入
 10章 関係的方略
 11章 再構成方略
 12章 体験的―感情的方略
 13章 お腹とお腹、胸と胸を合わせて――コア感情体験の持続的な展開を示す事例
 14章 体験的STDPの技法とタブー
 おわりに 日本語でのAEDP――雲の向こうの光を一緒に探して

監訳者あとがき


[著者紹介]
ダイアナ・フォーシャ(Diana Fosha)
AEDP研究所ディレクター
 AEDP(Accelerated Experiential Dynamic Psychotherapy:加速化体験力動療法)の創始者。過去20年間、癒やしベースで変容重視のアタッチメントトラウマの治療モデルであるAEDPの科学的根拠を積極的に追究してきた。体験の現象学に興味を持ち、変容理論とその実践の最先端を行く。神経可塑性を臨床に生かすAEDPの変容理論は近年、注目を集める。セラピストが変化に対する考え方を変えることで、心理療法の中で起こりうるワクワクする刺激的可能性を見出している。本書のほかに、体験的心理療法やトラウマ治療における変容プロセスについて数々の論文や本の章を執筆している。これらの執筆を通して、神経可塑性、認識科学、感情神経科学、発達二者相互研究をAEDP理論の中に統合。
 ニューヨーク市出身。バーナード大学心理学部を極めて優秀な成績で卒業後、ニューヨーク市立大学で博士号を取得。ニューヨーク大学およびセント・ルークス・ルーズベルト医療センター(現:マウントサイナイ病院)の精神医学心理学部、またアデルファイ大学ダーナー高等心理学研究所とニューヨーク市立大学のファカルティ(教員)も務めた。
 パワフルで精密、同時に詩的で感情を呼び起こすライティングスタイルは、「孤独の緩和」「他者の心の中に存在すること」「真の他者」「潜在的なものを顕在化すること、顕在化したものを体験的にすること」「それ(体験)と一緒にとどまって、私と一緒にとどまって」「恥をかかせることのない厳密さ」そして「思慮深い自己開示」などの言葉を生み出した。これらの言葉はAEDPの精神を表している。

[監訳・訳者紹介]※初版刊行時のものです
岩壁 茂(いわかべ・しげる)
お茶の水女子大学基幹研究院准教授
 早稲田大学政治経済学部卒業、マギル大学大学院カウンセリング心理学専攻博士課程修了(教育学博士)、札幌学院大学人文学部助教授を経て現職。エモーション・フォーカスト・セラピー研究所・顧問。研究領域は、「人はどのように変わるのか」というテーマをもとに、感情に焦点を当てた心理療法のプロセスと効果研究を行っている。臨床家の訓練と成長、心理療法統合、感情、治療的失敗などのテーマにも関心を持つ。著訳書に、『変容する臨床家――現代アメリカを代表するセラピスト16人が語る心理療法統合へのアプローチ』(共監訳、2013年、福村出版)、『ダイニングテーブルのミイラ セラピストが語る奇妙な臨床事例――セラピストはクライエントから何を学ぶのか』(監訳、2011年、福村出版)、『プロセス研究の方法』(単著、2008年、新曜社)、『心理療法・失敗例の臨床研究――その予防と治療関係の立て直し方』(単著、2007年、金剛出版)など。

花川ゆう子(はなかわ・ゆうこ)
AEDP研究所ファカルティ(教員)
 ニューヨーク大学大学院心理学専攻修士課程修了、アデルファイ大学大学院臨床心理学専攻博士課程修了(臨床心理学博士)。NY州認定クリニカルサイコロジスト。大学院生時代にダイアナ・フォーシャ博士に出会い、AEDPの持つ変容のスピード感、温かさ、人間味あふれる優しさに惹かれ、2001年よりトレーニングを受ける。NYやボストンでの数々のトレーニングコースでスーパーバイザーとして訓練を提供。2016年日本人で初めてAEDP研究所のファカルティ(教員)として認定される。AEDP研究所ダイバーシティ委員会の委員長を務め、AEDPを人種や経済格差の壁を超えて広められるようさまざまなプロジェクトに関わる。マンハッタンのセントルークス病院、精神科外来クリニックにて心の治療と訓練を提供。現在は独立しマンハッタンで個人開業中。AEDPを日本にも広めるため、AEDP Japanを設立。現ディレクター(aedpjapan.org)。

福島哲夫(ふくしま・てつお)
大妻女子大学人間関係学部教授
 明治大学文学部日本文学科卒業、慶應義塾大学大学院博士課程単位取得満期退学。成城カウンセリングオフィス所長。研究領域と実践の中心は、「その人その人に合わせたさまざまな心理療法(カウンセリング)を工夫して適用する統合的心理療法」とその指導。主な著訳書に、『臨床現場で役立つ質的研究法――臨床心理学の卒論・修論から投稿論文まで』(編著、2016年、新曜社)、『記憶心理学と臨床心理学のコラボレーション』(共著、2015年、北大路書房)、『変容する臨床家――現代アメリカを代表するセラピスト16人が語る心理療法統合へのアプローチ』(共監訳、2013年、福村出版)、『臨床心理学入門――多様なアプローチを越境する』(共著、2013年、有斐閣)など多数。

沢宮容子(さわみや・ようこ)
筑波大学人間系教授
 博士(心理学)、臨床心理士。立正大学心理学部助教授・教授などを経て、現職。主な著訳書に、『楽観的帰属様式の臨床心理学的研究』(単著、2012年、風間書房)、『臨床実践を導く認知行動療法の10の理論――「ベックの認知療法」から「ACT」・「マインドフルネス」まで』(共訳、2012年、星和書店)、『カウンセリング実践ハンドブック』(共編著、2011年、丸善)、『認知行動療法の理論と臨床』(現代のエスプリ№520、共著、2010年、ぎょうせい)、『認知行動療法事典』(共監訳、2010年、日本評論社)など。

妙木浩之(みょうき・ひろゆき)
東京国際大学人間社会学部教授
 上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。北山研究所、佐賀医科大学助教授、久留米大学文学部助教授を経て現職。専攻は臨床心理学、精神分析学。南青山心理相談室セラピスト。主な著訳書に『寄る辺なき自我の時代――フロイト『精神分析入門講義』を読み直す』(いま読む! 名著)(単著、2017年、現代書館)、『ピグル――ある少女の精神分析的治療の記録』(監訳、2015年、金剛出版)、『北山理論の発見――錯覚と脱錯覚を生きる』(共編著、2015年、創元社)など多数。

門脇陽子(かどわき・ようこ)
翻訳者
 津田塾大学学芸学部国際関係学科卒業。訳書に、『子ども-親心理療法 トラウマを受けた早期愛着関係の修復』(共訳、2014年、福村出版)、『変容する臨床家――現代アメリカを代表するセラピスト16人が語る心理療法統合へのアプローチ』(共訳、2013年、福村出版)、『本当の勇気は「弱さ」を認めること』(2013年、サンマーク出版)、『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』(共訳、2012年、福村出版)、『ダイニングテーブルのミイラ セラピストが語る奇妙な臨床事例――セラピストはクライエントから何を学ぶのか』(共訳、2011年、福村出版)、『子ども虐待・ネグレクトの研究――問題解決のための指針と提言』(共訳、2010年、福村出版)、『詳解 子ども虐待事典』(共訳、2009年、福村出版)、『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』(2009年、明石書店)など。

森田由美(もりた・ゆみ)
翻訳者
 京都大学法学部卒業。訳書に、『ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力』(2017年、文響社)、『子ども-親心理療法 トラウマを受けた早期愛着関係の修復』(共訳、2014年、福村出版)、『しっくりくることだけ、やりなさい――あなただけの「幸せの北極星」の見つけ方』(2014年、パンローリング)、『忙しすぎるお母さんの1日10分・7日間コーチング』(2013年、ダイヤモンド社)、『変容する臨床家――現代アメリカを代表するセラピスト16人が語る心理療法統合へのアプローチ』(共訳、2013年、福村出版)、『心の病の「流行」と精神科治療薬の真実』(共訳、2012年、福村出版)、『ダイニングテーブルのミイラ セラピストが語る奇妙な臨床事例――セラピストはクライエントから何を学ぶのか』(共訳、2011年、福村出版)、『子ども虐待・ネグレクトの研究――問題解決のための指針と提言』(共訳、2010年、福村出版)、『詳解 子ども虐待事典』(共訳、2009年、福村出版)など。

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内容説明

アタッチメント、感情、変容過程を調和する、アタッチメントトラウマの癒やしの治療モデルAEDP(加速化体験力動療法)。AEDP創始者ダイアナ・フォーシャによる本邦初の解説書。

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