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越境的学習のメカニズム  新刊

実践共同体を往還しキャリア構築するナレッジ・ブローカーの実像

越境的学習のメカニズム

会社等の枠を越境して学びの場を求める越境的学習が個人と組織にもたらす効果について事例研究をもとに検証。

著者 石山 恒貴
ジャンル 心理 > 臨床心理
出版年月日 2018/01/25
ISBN 9784571240645
判型・ページ数 A5・240ページ
定価 本体2,600円+税
 

目次

序 章 曖昧な越境的学習という概念への注目
 第1節 越境的学習という言葉の一般的な理解
 第2節 越境的学習が注目される背景
 第3節 本書の構成

第1章 越境的学習の定義
 第1節 越境的学習の従来の定義
 第2節 本書における越境的学習の定義
  1 越境的学習の対象者
  2 越境的学習の時空間
  3 越境的学習の起点
 第3節 学習転移モデルと越境的学習の関係性
 第4節 OJT(on the job training)、Off-JT(off the job training)、自己啓発に対する越境的学習の位置づけ
  1 OJT・Off-JT・自己啓発という枠組みに関する批判的検討
  2 OJT
  3 Off-JT
  4 自己啓発
  5 越境的学習の位置づけ
 第5節 経験学習と越境的学習の関係性
  1 経験学習とは何か
  2 経験学習と越境的学習の関係性

第2章 越境的学習における境界
 第1節 内部労働市場という境界
  1 内部労働市場という概念
  2 日本型雇用慣行と内部労働市場
  3 越境的学習と内部労働市場という境界
 第2節 実践共同体という境界
  1 実践共同体:状況的学習、正統的周辺参加および意味の交渉
  2 正統的周辺参加とアイデンティティの形成
  3 実践共同体と知識創造
  4 越境的学習と実践共同体という境界の意義
 第3節 キャリアにおける境界
  1 バウンダリーレスキャリアの提起
  2 バウンダリーレスキャリアの理論的特徴
  3 バウンダリーレスキャリアへの批判
  4 バウンダリーレスキャリアと越境的学習

第3章 ナレッジ・ブローカー
 第1節 実践共同体におけるナレッジ・ブローカー
 第2節 実践共同体におけるナレッジ・ブローカーの概念
 第3節 越境的学習とナレッジ・ブローカーに関するモデル
 第4節 類似概念の整理:ゲートキーパー
 第5節 類似概念の整理:ネットワーク理論

第4章 越境的学習とナレッジ・ブローカーに関するリサーチクエスチョンの設定
 第1節 RQの設定

第5章 二枚目の名刺の概要と調査分析の全体像
 第1節 調査方法の概要
 第2節 中間支援組織:二枚目の名刺
 第3節 二枚目の名刺のNPOサポートプロジェクト

第6章 社外活動に関する定量調査
 第1節 本調査の目的、方法とサンプルの詳細
  1 調査の目的と分析の枠組み
  2 調査の方法とサンプルの詳細
 第2節 調査項目
  1 社外活動の種類
  2 本業の遂行状況
 第3節 分析結果
  1 因子分析と尺度構成の結果
  2 社外活動に関するt検定の結果
  3 1要因の分散分析の結果
 第4節 考察と本章調査の限界
  1 考 察
  2 本章調査の限界

第7章 二枚目の名刺・サポートプロジェクトに関する事例分析
 第1節 本事例分析の調査対象と目的
 第2節 調査と分析の方法
  1 調査方法
  2 分析方法
 第3節 事例分析の結果
  1 本事例におけるサポートプロジェクトの概要
  2 異なる状況の認識
  3 企業側メンバーの行動
  4 ナレッジ・ブローカーの役割
 第4節 考察とまとめ
  1 理論的意義
  2 実践的意義
  3 本章の研究の限界と今後の課題

第8章 越境的学習の効果(醸成される能力)の尺度化の試み
 第1節 調査と分析の方法
  1 調査と分析の全体像
  2 第1段階の分析の方法
  3 第2段階の調査の方法
 第2節 第1段階の分析の結果
  1 概念および結果図に基づくストーリーライン
  2 サポートプロジェクトで醸成される能力
 第3節 第2段階の分析の結果
  1 調査の方法とサンプルの詳細
  2 能力に関する因子分析
  3 サポートプロジェクトの実施前と実施後における、本人と上司の平均得点の差に関する分析
  4 交差遅延効果モデルによる分析
 第4節 考察とまとめ
  1 理論的意義
  2 実践的意義
  3 本章の調査の限界と今後の課題

終 章 組織と個人が越境的学習をいかすために(理論的意義と実践的意義)
 第1節 RQの解明結果
 第2節 理論的意義
  1 越境的学習の効果と内部労働市場
  2 実践共同体のジレンマ
  3 越境的学習とキャリア
  4 ナレッジ・ブローカーの類型
 第3節 実践的意義
  1 個人の視点
  2 企業の視点
 第4節 今後の研究課題の方向性
  1 越境的学習の種類、特徴、効果
  2 実践共同体と越境的学習
  3 キャリア理論と越境的学習
  4 ナレッジ・ブローカー


[著者紹介]※初版刊行時のものです
石山恒貴(いしやま・のぶたか)
法政大学大学院政策創造研究科教授 博士(政策学)
1964年 新潟県に生まれる
1988年 一橋大学社会学部卒業
2006年 産業能率大学大学院経営情報学研究科経営情報学専攻修士課程修了
2012年 法政大学大学院政策創造研究科政策創造専攻博士後期課程修了
    NEC、GE、米系ライフサイエンス会社を経て、現職。
    人材育成学会奨励賞受賞。
主要業績
著書:
『時間と場所を選ばないパラレルキャリアを始めよう!』ダイヤモンド社、2015年
『キャリアという言葉に抵抗を感じるあなたへ』ヒューマンバリュー、2015年
『組織内専門人材のキャリアと学習』日本生産性本部生産性労働情報センタ-、2013年
『ケーススタディ 優良・成長企業の人事戦略』(共著)税務経理協会、2015年
『日本経済の変容と人材』(共著)松本大学出版会、2009年
 そのほか著書多数
論文:
Role of knowledge brokers in communities of practice in Japan, Journal of Knowledge
Management, Vol.20, No.6, 2016.
 そのほか論文多数

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内容説明

会社等の枠を越境して学びの場を求める「越境的学習」が企業の人事部門から注目されている。先行研究をレビューし、事例研究をもとに働く人とその組織にもたらす効果を検証。

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