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思春期の育ちと高校教育

なぜみんな高校へ行くんだろう?

思春期の育ちと高校教育

思春期の子育てに必要不可欠な「居場所」とは何か。情熱に満ちた理論で子どもたちの未来を明るく照らす一冊!

著者 小野 善郎
ジャンル 教育 > 教育学
出版年月日 2018/02/05
ISBN 9784571101823
判型・ページ数 4-6・200ページ
定価 本体1,600円+税
 

目次

序 章 廃校の危機から始まった高校教育の再検討
 1 廃校の危機
 2 この学校をなくしてはならない
 3 「底辺校」の実力
 4 全入時代の高校教育の役割
 5 北星余市の廃校問題の衝撃

第1章 高校教育を問い直す
 1 高校に行くのが当たり前の時代
 2 「ふつう」のプレッシャー
 3 高校は義務教育ではない
 4 どうして入試があるのだろう
 5 卒業は当たり前ではない
 6 多様な高校教育の広がり
 7 効率的な高校教育
 8 高卒という「資格」
 9 制度としての高校教育

第2章 思春期の育ちの場としての高校
 1 子どもの発達と学校教育
 2 高校で思春期を過ごす時代
 3 学校での大人への移行の限界
 4 思春期の課題
 5 高校で顕在化する問題
 6 移行支援としての高校教育
 7 誰も排除しない高校教育
 8 思春期の「学び」

第3章 北星余市高校の光景
 1 開放的な学園
 2 自由な学園
 3 「先生」がいない
 4 サロン職員室
 5 授業
 6 総合講座
 7 学校行事
 8 生徒会
 9 生活指導と謹慎処分
 10 寮下宿
 11 通学生たち
 12 進路
 13 親たちの盛り上がり

第4章 北星余市の教育を読み解く
 1 「居場所」=育ちの場
 2 高校教育の基盤づくり
 3 初めから「底辺校」
 4 逸脱への対応モデル
 5 変わるのは本人
 6 ガラパゴスの利
 7 全入時代の高校教育モデル

第5章 どうして高校に行くのか
 1 子育ての外注化?
 2 迷走する高校教育
 3 せっかちな高校教育
 4 北星余市のメッセージ
 5 高校教育の再定義
 6 どうして高校に行くのか
 7 有意義な高校教育を目指して

終 章 今ここからのスタート
 1 子育ての目標
 2 大人になること
 3 親の役割
 4 「もう手遅れ」ではない
 5 今ここからのスタート


[著者紹介]※初版刊行時のものです
小野善郎(おの・よしろう)
略歴:1959年愛知県生まれ。
和歌山県立医科大学卒業。同附属病院研修医、国保日高総合病院神経精神科医員、和歌山県立医科大学助手、和歌山県子ども・女性・障害者相談センター総括専門員、宮城県子ども総合センター技術次長、宮城県精神保健福祉センター所長を歴任。

現在:2010年4月より和歌山県精神保健福祉センター所長。精神保健指定医、日本精神神経学会専門医、日本児童青年精神医学会認定医、子どものこころ専門医。

主著:『思春期の子どもと親の関係性』(福村出版、2016年)、『続・移行支援としての高校教育』(福村出版、2016年)、『新版 児童青年精神医学』(明石書店、2015年)、『思春期の親子関係を取り戻す』(福村出版、2014年)、『移行支援としての高校教育』(福村出版、2012年)、『子ども家庭相談に役立つ児童青年精神医学の基礎知識』(明石書店、2009年)、『子どもの攻撃性と破壊的行動障害』(中山書店、2009年)、『子ども虐待と関連する精神障害』(中山書店、2008年)など。

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内容説明

多様な現代社会において子どもたちが必要とする「居場所」とは何か。医師として思春期の悩みに向き合ってきた著者が贈る、高校全入時代に一石を投じる情熱にみちた子育て論。

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