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心理臨床家のあなたへ  新刊

ケアをするということ

心理臨床家のあなたへ

心理臨床家にとって最も大切な「ひとを知ること」とはどういうことかを、40年に及ぶ臨床家人生の中から伝える。

著者 皆藤 章 編著・訳
ジャンル 心理 > 臨床心理
出版年月日 2018/02/28
ISBN 9784571240652
判型・ページ数 A5・176ページ
定価 本体2,400円+税
 

目次

第Ⅰ部 心理臨床家の感性
 第1章 いのちのときを生きる営みとしての心理臨床
  はじめに
  1 生きる背景としての時代性
  2 出会いを生きる
   (1)取り替えがきかない母親との出会い(事例一)
   (2)不治の病いとの出会い(事例二)
   (3)たましいの調べとの出会い(事例三)
   (4)殺したい母との出会い(事例四)
   (5)いのちのときとの出会い(事例五)
  3 ひととして生きる
  4 創られるわたし
  おわりに

 第2章 心理臨床の感性
  はじめに
  1 沈黙の声を聴く
   (1)樹木の声を聴く
   (2)沈黙する若者
   (3)激しい怒りと沈黙
  2 自然を知る
   (1)樹を植える
   (2)『はるにれ』
  3 描画との出会い
   (1)故郷との出会い
   (2)風景との出会い
   (3)バウム・テストとの出会い
  おわりに

 第3章「生きる」からの視線
  はじめに
  1 現代を生きる
  2 くらしからの学び
  3 あばかれる生
  おわりに

第Ⅱ部 事例「考える葦」
 第4章「考える葦」再考
  はじめに
  1 事例「考える葦」再考
   (1)出会いまで
   (2)母親との心理臨床の場
   (3)樹(いつき)との出会いと道行き
   (4)二十年の歳月を経て
  おわりに

第Ⅲ部 糖尿病を生きる
 はじめに
 第5章 糖尿病という病い
  1 医学と医療学
  2 疾患と病い
  3 食べるということ
   (1)食べることと生死
   (2)食事療法の困難さ
   (3)食事療法の基本姿勢
   (4)いのちとしての食事
   (5)食べることの意味
   (6)食事療法が伝えること

 第6章 糖尿病者の語り
  1 事例「糖尿病を生きる女性」
   (1)糖尿病だとわかったとき
   (2)妊娠と出産
   (3)サマー・キャンプ
 おわりに

補 章 「現前性(プレゼンス)」[アーサー・クラインマン]


[著者紹介]※初版刊行時のものです
皆藤 章(かいとう・あきら)
1957年 福井県生まれ
1977年 京都大学工学部入学
1979年 京都大学教育学部転学部
1986年 京都大学大学院教育学研究科博士課程修了
1993年 大阪市立大学助教授
現 在 京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻臨床実践指導学講座教授
    文学博士 臨床心理士
〈著訳書〉
『風景構成法――その基礎と実践』1994、『生きる心理療法と教育――臨床教育学の視座から』1998、『風景構成法の事例と展開――心理臨床の体験知』(共編)2002、『風景構成法のときと語り』(編著)2004、『臨床心理査定技法2』(編)2004、『セラピストは夢をどうとらえるか――五人の夢分析家による同一事例の解釈』(共著)2007、『体験の語りを巡って』2010、『ケアをすることの意味――病む人とともに在ることの心理学と医療人類学』(編・監訳)2015、A・クラインマン『八つの人生の物語――不確かで危険に満ちた時代を道徳的に生きるということ』(監訳)2011、以上誠信書房、『箱庭療法の事例と展開』(共編)創元社 2007、『よくわかる心理臨床』(編)ミネルヴァ書房 2007、『心理臨床実践におけるスーパーヴィジョン――スーパーヴィジョン学の構築』(編)日本評論社 2014、他多数。


アーサー・クラインマン(Arthur Kleinman)
1941年 ニューヨーク市生まれ
現 在 ハーバード大学教授(the Esther and Sidney Rabb Professor)。同大学医学部社会医学科の医療人類学・精神医学教授。
    ボアズ賞(アメリカ人類学会が授与する最高の賞)受賞。
    アメリカ精神医学会名誉会員。アメリカ芸術科学アカデミー会員。
〈著書〉
『病いの語り――慢性の病いをめぐる臨床人類学』1996、『八つの人生の物語――不確かで危険に満ちた時代を道徳的に生きるということ』2011、以上誠信書房、『臨床人類学――文化のなかの病者と治療者』弘文堂 1992、他多数。

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内容説明

心理臨床家にとって最も大切な「ひとを知ること」とは、知識ではなく目の前に呼吸する人の「生きる」を「知る」ことである。そのために必要な臨床家の在りようを語る書。

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