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虐待「親子心中」  新刊

事例から考える子ども虐待死

虐待「親子心中」

「親子心中」が児童虐待として社会的認知・関心が低い現状を憂慮し、事例検討を中心に親子心中を捉え直す。

著者 川﨑 二三彦 編著
ジャンル 福祉 > 子ども虐待
出版年月日 2018/12/05
ISBN 9784571420696
判型・ページ数 A5・400ページ
定価 本体6,000円+税
 

目次

第1部 「親子心中」とは何か
 第1章 虐待死としての「親子心中」
  子どもに有害な行為は虐待
  「親子心中」という呼称
  「親子心中」の定義

 第2章 「親子心中」の歴史的検討――戦前を中心に
  三田谷啓(1916)「兒童虐待に就て」
  原胤昭(1927)「近時の流行親子心中の慘事」
  小峰茂之(1937)「明治大正昭和年間に於ける親子心中の醫學的考察」

 第3章 「親子心中」の特徴――戦後の動向から
  件数の漸減
  血縁関係内で起きる「親子心中」
  加害者母と加害者父
  心中の動機、背景
  日本固有のものか

 論考 自殺対策における医療、保健、福祉的支援の課題――親子心中を防ぐ可能性のある技術と胆力について
  はじめに/「死にたい」は自殺の危険因子/どうすれば「死にたい」に気づけるのか/「死にたい」にどう向き合ったらよいのか/「死にたい」が意味するもの/おわりに――安心して「死にたい」と言える関係性

第2部 「親子心中」事例
 第4章 母親が加害者となった事例
  事例M(1)
   祖父母と同居中に精神疾患を抱える母親が児童を殺害した母子心中の事例
  事例M(2)
   躁うつ病の母親が次男を殺害した後、自殺を図った母子心中の事例
  事例M(3)
   適応障害の母親が夫へのあてつけに3人の子どもと母子心中を図った事例
  事例M(4)
   母親が発達障害の疑いのある子どもと心中を図った事例
  事例M(5)
   情緒不安定性パーソナリティ障害(境界型)の母親が次男と心中を図った事例
  事例M(6)
   長女に交際相手を奪われた知的障害の母親が次女と三女とともに心中を図った事例

 第5章 父親が加害者となった事例
  事例F(1)
   離婚直後、母と暮らす本児を連れ出し、殺害した父子心中の事例
  事例F(2)
   妻の浮気などで追い詰められた父が2人の幼児を殺害した父子心中の事例
  事例F(3)
   重症のうつ病を発症していた父が仕事上の悩みなどから起こした父子心中の事例
  事例F(4)
   妻を殺害した後、父子心中を企図したが、子を殺害して自殺行為がなかった事例
  事例F(5)
   父が一家心中を企図して妻子を殺傷し、自宅に放火した事例
  事例F(6)
   多額の借金を妻に言えず、経済的破綻の末に父が試みた一家心中の事例

 第6章 事例の考察
  1 保健師の立場から
  2 精神科医の立場から
  3 弁護士の立場から

資料編
【資料1】2000年代に新聞報道された「親子心中」事例の一覧
【資料2】2010年~2013年に新聞報道された「親子心中」事例の一覧
【資料3】海外における「親子心中」事例の一覧


[執筆者一覧]※肩書きは初版刊行時のものです
川﨑二三彦
  子どもの虹情報研修センター センター長
長尾真理子
  弘前大学医学部附属病院神経科精神科 心理士
松本俊彦
  国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所薬物依存研究部 部長
  国立精神・神経医療研究センター病院薬物依存症センター センター長
上野昌江
  大阪府立大学大学院看護学研究科 教授
高橋 温
  新横浜法律事務所 弁護士

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内容説明

親子心中は児童虐待による死亡全体の4割を超えるが「虐待」として社会的に認知されず関心も低い。その現状を憂慮し、事例検討を中心に親子心中を捉え直す問題提起の書。

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