
目次
1 本研究の背景と目的
2 本研究の構成と計画
第1章 生活課題解決能力を育成するための基礎的・記述的研究
第1節 家庭科で育成する生活課題解決能力
1 生活課題解決能力の育成における問題解決的な学習の位置づけ
2 問題解決能力と意思決定
3 問題解決のための生活資源の活用
4 家庭科で育成したい生活問題解決スキルと問題解決的な学習
5 解決すべき生活問題のレベル
6 問題解決的な学習で活用される学習方法
第2節 家庭科教育における授業研究の動向
1 家庭科教育における授業研究の動向
(1)1960年から2009年の動向
(2)2010年から2016年の動向
2 授業実践からみた生活課題解決能力を育成するためのアクティビティ
第3節 生活課題解決能力を育成する授業デザインと授業評価・改善に関するモデル
1 生活課題解決能力を育成するための授業研究の必要性
2 生活課題解決能力を育成する授業デザイン
3 生活課題解決能力を育成する授業評価・改善に関するモデル
4 まとめ
第2章 高校家庭科における授業デザインと授業評価に関する実態調査からみる現状と課題
第1節 家庭科教員の生活課題解決能力を育成する授業研究に関する実態調査
1 目的
2 研究方法
(1)調査方法と調査対象者の属性
(2)調査項目と分析方法
第2節 実態調査の結果および考察
1 設置学科と家庭科の履修状況
2 日頃の授業の状況
(1)授業づくりの悩み
(2)授業がうまくいかなかったときの原因
(3)授業づくりで重視していること
(4)家庭科の授業に対する生徒の意欲
3 学習活動の実施状況
(1)家庭科必修科目で実施している学習活動
(2)教職年数と学習活動
(3)生徒の学習意欲と学習活動
(4)問題解決的な学習の重視度と学習活動
4 家庭科の授業研究の状況
(1)日頃の授業の省察状況
(2)家庭科の授業研究体制
第3節 実態調査からみる現状と課題
第3章 生活課題解決能力を育成する授業デザイン
第1節 福祉生活課題解決能力を育成する授業――知的障害者との交流体験学習導入による福祉意識の形成
【知的障害者施設でのボランティア活動実践を通して】
1 目的
2 方法
3 結果および考察
(1)ボランティア活動経験とボランティア活動への関心
(2)知的障害者との交流体験学習による福祉意識の変化
4 要約
第2節 食生活課題解決能力を育成する授業――食生活課題解決への主体性意識の育成
【生活活動と食事バランス診断を導入した献立学習を通して】
1 目的
2 方法
(1)調査対象と授業の枠組み
(2)授業効果の分析方法
3 結果および考察
(1)生活活動と食事のバランス診断導入の効果
(2)作成献立の評価
(3)食生活課題解決への主体性意識の変容
4 要約
第3節 消費生活課題解決能力を育成する授業――消費生活課題解決への主体性意識の育成
【パソコンによる一人暮らしの予算作成を導入して】
1 目的
2 方法
(1)授業対象と授業の枠組み
(2)授業効果の分析方法
3 結果および考察
(1)一人暮らしシミュレーションについての自由記述の感想の分析
(2)パソコンによる意思決定表の導入の評価
(3)生活費・車の購入計画の評価
(4)消費生活課題解決への主体性意識の変容
4 要約
第4節 小学生の消費生活課題解決能力を育成する授業
1 目的
2 方法
3 授業の流れと学習活動
4 結果および考察
(1)買い物シミュレーションの問題解決
(2)アクティビティの評価
5 総括――授業の再構成と消費生活課題解決能力を育成する授業デザイン
(1)授業の再構成
(2)消費生活課題解決能力を育成する授業デザイン
第4章 生活課題解決能力を育成する授業評価・改善
第1節 生活課題解決能力を育成する授業における授業評価と省察の必要性――主体的に学ぶ家庭科の授業設計と授業分析の検討
1 目的
2 方法
3 結果および考察
(1)子どもからみた授業ストラテジーの分析
(2)生徒の自己評価
(3)授業参観者の授業評価
(4)授業者の自己評価
4 総括――研究の結論と示唆
(1)家庭科の主体的な学びにつながる授業設計の要因
(2)授業分析方法の検討
第2節 福祉生活課題解決能力を育成する授業の評価・改善――参加型アクション志向学習による学習者の思考の変容プロセス
1 目的
2 導入した参加型アクション志向学習
3 授業実践
4 分析方法
(1)ラベルトークと友達の意見
(2)文章化の結論「障害者福祉とは」
(3)学習過程における思考の変容
5 結果および考察
(1)ラベルトークと友達の意見
(2)文章化の結論「障害者福祉とは」
(3)学習過程における思考の変容
6 要約
第3節 生活課題解決能力を育成する授業デザインと授業評価・改善モデルによるアクション・リサーチ――アクティビティを中心に捉えたアクション・リサーチにおける授業改善の効果
1 目的
2 アクティビティを中心に捉えたアクション・リサーチ
3 方法
4 結果および考察
(1)授業者の授業評価と授業改善箇所からみた改善の効果
(2)学習者からみた授業改善の効果
5 要約
終章 生活課題解決能力を育成する授業デザインと授業評価・改善モデルにおける今後の研究課題
1 本研究による知見
2 考察――生活課題解決能力を育成する授業デザインと授業の評価・改善に関するモデル
3 今後の研究課題
[著者紹介]※初版刊行時のものです
野中美津枝(のなか・みつえ)
茨城大学教育学部教授。1961年、山口県生まれ。
日本女子大学人間社会研究科教育学専攻博士課程後期修了。博士(教育学)。
管理栄養士、消費生活アドバイザー資格取得。
山口県公立高等学校教諭、千葉商科大学付属高等学校教諭として約18年間高校で家庭科を教える。2008年4月より大学教員になり、九州女子大学、愛媛大学、茨城大学において家庭科教育法等を担当し、教員養成に務める。
主たる研究領域は、授業研究、消費者教育、食育。
主な著書に、『家庭科への参加型アクション志向学習の導入――22の実践を通して』(共著、大修館書店、2006年)、『中学校・高等学校 家庭科指導法』(共著、建帛社、2011年)、『パワーアップ! 家庭科――学び、つながり、発信する』(共著、大修館書店、2012年)、『家族生活の支援――理論と実践』(共著、建帛社、2014年)、『新しい消費者教育――これからの消費生活を考える』(共著、慶應義塾大学出版会、2016年)、『小学校家庭科教育法』(共著、建帛社、2018年)がある。




