
目次
第1部 ダイアローグのことばについて
第1章 ことばの機能の多様性
第2章 発話形式
第3章 直接的な形式について
第4章 ダイアローグの自然さとモノローグの不自然さ
第5章 口頭のモノローグや書かれたことばによるモノローグと比較した場合のダイアローグに関する所見
第6章 ことばの知覚における統覚の契機
第7章 日常的なパターンとダイアローグ
第8章 ダイアローグとことばのオートマチスム
第2部 『ダイアローグのことばについて』解題――異質な文脈へ開かれたコミュニケーションの実現を目指して
第1章 『ダイアローグのことばについて』のねらい
第2章 直接的形式・間接的形式とダイアローグ形式・モノローグ形式
第3章 様々な「社会的方言」をうみだす「統覚量」という契機
第4章 時間・空間を隔てた話者同士をつなぐモノローグ形式のコミュニケーション
第5章 自然なダイアローグ・人工的なモノローグ
第6章 個人の思考世界と社会集団の多様性・斉一性との関係
第7章 ヤクビンスキーが価値づける話者のコミュニケーション能力の姿
第8章 まとめ:ヤクビンスキーが投げかける課題とバフチンの議論との関係
第3部 言語学者ヤクビンスキー
第1章 詩的言語
第2章 ヤクビンスキーの生涯
第3章 言語活動の多様性
第4章 ヤクビンスキーとバフチン・サークル
第5章 おわりに
Ⅱ バフチンについて
第4部 バフチンによるヤクビンスキーのダイアローグ論の引用と発展的展開――『小説の言葉』を中心に
第1章 バフチン・サークルの著作とヤクビンスキーのダイアローグ論
第2章 『小説の言葉』にみるバフチンの世界観
第3章 バフチンが価値づけるコミュニケーションの姿
第4章 異化の観点からみたラズノレーチエ・小説の言葉
第5章 まとめ
第5部 ポリフォニー・ホモフォニー論の視点からみたダイアローグとモノローグ――『ドストエフスキーの詩学』を中心に
第1章 小説のジャンルとダイアローグ
第2章 ドストエフスキーの方法
第3章 「同意・一致(ソグラシエ)」と他者への「信頼」
第4章 まとめ
Ⅲ バフチン-ヤクビンスキー理論の社会的実践への示唆
第6部 バフチン-ヤクビンスキー理論の実践的な解釈可能性――教育実践研究を事例として
第1章 バフチンとヤクビンスキーによるダイアローグ・モノローグ論の総括
第2章 バフチンとヤクビンスキーのダイアローグ論を接続した言語交流モデルの提案
第3章 学校教育におけるダイアローグを価値づける
第4章 まとめ
[編著者・監訳者・訳者紹介]※初版刊行時のものです
田島充士(たじま・あつし)
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授。博士(心理学)。学校心理士。ガイダンスカウンセラー。日本教育心理学会・優秀論文賞(2007年)、日本教育心理学会・城戸奨励賞(2009年)受賞。主な著書に『「分かったつもり」のしくみを探る――バフチンおよびヴィゴツキー理論の観点から』(単著、2010年、ナカニシヤ出版)、『大学教育――越境の説明をはぐくむ心理学』(共編著、2014年、ナカニシヤ出版)、『学校インターンシップの科学――大学の学びと現場の実践をつなぐ教育』(共編著、2016年、ナカニシヤ出版)、『新・発達心理学ハンドブック』(共著、2016年、福村出版)。
桑野 隆(くわの・たかし)
元早稲田大学教育・総合科学学術院教授。主な著書に『バフチン 新版――〈対話〉そして〈解放の笑い〉』(2002年、岩波書店)、『バフチン――カーニヴァル・対話・笑い』(2011年、平凡社)、『20世紀ロシア思想史――宗教・革命・言語』(2017年、岩波書店)。
朝妻恵里子(あさづま・えりこ)
慶應義塾大学専任講師。訳書にロマン・ヤコブソン『ヤコブソン・セレクション』(共編訳、2015年、平凡社)、ピョートル・ボガトゥイリョフ『衣裳のフォークロア』(共編訳、2005年、せりか書房)




