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愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもをどう理解し、どう支援するか?  新刊

アセスメントと具体的支援のポイント51

愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもをどう理解し、どう支援するか?

愛着障害の子どもをどう理解し、どう支援するか。具体的なかかわり方を示す「愛着障害支援の指南書」。

著者 米澤 好史
ジャンル 心理 > 臨床心理
障害 > 発達障害
出版年月日 2019/08/25
ISBN 9784571240768
判型・ページ数 B5・160ページ
定価 本体1,800円+税
 

目次

第1章 愛着障害を現場で理解・支援することで見えてくるもの――愛着の絆とは何か?
 1 愛着障害の特徴――アセスメントのポイント
 2 愛着障害と発達障害の違い
 3 愛着障害の3タイプの存在
 4 「外に現れる行動特徴」「愛着障害の3大特徴」「相補行動・昂進化現象として現れる特徴」「主たる養育者の行動」について
 5 愛着形成とは何か――愛着障害の支援から見えてくる愛着の絆とは?
 6 愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもに「してはいけない対応」
 7 「愛情の器」モデルに基づく支援

第2章 ワークシートで理解する具体的現象・気になる行動の原因と支援のポイント
ワークシートの使い方
Ⅰ:感情への支援
 1 相手の嫌がることを察知してくるのはどうして?
 2 叱っても、その行動がますます増えてくるのは?
 3 褒めているのに、行動が改善しないのはどうして?
 4 褒めたのに、パニック的に暴れました。
 5 不適切な行動にはどんな対応をすれば?
 6 こどもに主導権を取られて愛情欲求された場合、どうすればエスカレート現象を防げるでしょうか?
 7 カウンセリングマインドに則った支援がうまくいかない理由。
 8 キーパーソンを中心にした支援体制はどう作るか。
 9 「親や、キーパーソンを独り占めしようとする」行動にはどう対応すれば?
 10 誰がキーパーソンになればいいのでしょうか?

Ⅱ:行動・現象への支援
 1 親が送ってきて、帰ろうとすると「帰らないで」と泣き叫びます。
 2 お迎えが来ても帰りたがりません。
 3 学校園所で普段は攻撃的でないのに、母親の前だけで暴れます。
 4 被害者アピールが頻繁にあります。
 5 していないことをしたと言うウソをつきます。
 6 なんでも欲しがるので困ります。
 7 モノを大切にせず、よく壊します。
 8 つばを吐き、食べたものを吐いてまた食べたり、吐いたものを人になすりつけたりします。
 9 おしっこ、うんちをお漏らししたり、トイレでないところで用を足したりします。
 10 他のこどもや、他の生徒に抱きつき、そのことで嫌がられても、喜びます。
 11 他者の弱みを言いふらし、みんなでからかうことをよくします。
 12 他のこどもを煽動して、不適切な行動をするように仕向けます。
 13 トラブルを挑発し、もめごとをつくって喜びます。
 14 集団に割り込み、入り込もうとします。
 15 他のこどもの作品を壊して、喜んでいます。
 16 他のこどもが褒められるとその子を攻撃し、自分が褒められると逃げたり、怒ったりします。
 17 集団では落ち着かず、多動になり、他のこどもにいろんな指摘をします。
 18 二人のこどもがキーパーソンを取り合って困ります。
 19 こどもの要求がエスカレートして困ります。
 20 嫌なことがあったとよく訴えてきます。
 21 他のこどもに「自分はやっていない」とウソをつきます。
 22 褒めていると怒りだします。
 23 他のこどもに暴力をふるったことを認めません。謝りません。
 24 授業を抜け出し、追いかけると逃げます。「もう好きにしたら」というと激怒します。
 25 指示に従わない場合、集団の前ではどう対応すればいいでしょうか?
 26 徒党を組んで教師に反抗し、くってかかります。場を考えず不規則発言をします。
 27 性的問題を抱えているこどもに困っています。
 28 幼児ですが、性器いじり、性器こすりつけ行為が目立ちます。
 29 認知機能の発達が遅く、感情のラベリングが難しいのです。

Ⅲ:ASD+ADの第3タイプの愛着障害への支援
 1 勝ち負けにこだわり、負けると相手や周囲のこどもを攻撃したり、すねたりします。
 2 「にらまれた」「笑われた」と訴えながら、「一生呪ってやる」などとひどい暴言を言い続けます。
 3 激しく泣きわめき、なかなかおさまりません。
 4 嫌なことはしたがらず、好きなことしかしません。
 5 失敗したら固まって動かなくなります。クールダウンしようとしても、なかなか部屋を出ようとしません。
 6 激しい大暴れをするので、対応に苦慮しています。

Ⅳ:保護者支援
 1 保護者がしっかりかかわっているように見えるのに、愛着の問題があるのはなぜですか?
 2 保護者が優しく対応しているのに、こどもに愛着の問題があるのはどうしてですか?
 3 保護者にこどものいいところを伝えても、不満いっぱいの受け取りをされるのですが?
 4 保護者の言い分とこどもの言い分が食い違う場合の対応はどうすればいいでしょう?
 5 保護者のこどもに対する対応が一貫していません。自傷行為があっても気にしない場合はどうすればいいですか?
 6 こどもの情報を伝えても聞く耳を持たない保護者(同僚の教師、保育士、指導者)にどう対応すれば?

第3章 まとめ


[著者紹介]※初版刊行時のものです
米澤好史(よねざわ・よしふみ)
和歌山大学教育学部教授。臨床発達心理士スーパーバイザー、学校心理士スーパーバイザー、上級教育カウンセラー、ガイダンスカウンセラー。
専門は臨床発達心理学・実践教育心理学(こどもの理解と発達支援・学習支援・人間関係支援・子育て支援)。
日本教育カウンセリング学会理事、日本教育実践学会理事・教育実践学研究編集委員長、日本学校心理士会常任幹事、日本臨床発達心理士会幹事、関西心理学会役員(委員)、日本学校心理士会和歌山支部長、和歌山県教育カウンセラー協会会長、日本臨床発達心理士会大阪・和歌山支部幹事、和歌山市男女共生推進協議会会長、岸和田市子ども・子育て会議会長、摂津市子ども・子育て会議会長として、社会的活動を行う。

【著書】
『発達障害・愛着障害 現場で正しくこどもを理解し、こどもに合った支援をする「愛情の器」モデルに基づく愛着修復プログラム』福村出版
『愛着関係の発達の理論と支援』(編著)金子書房
『やさしくわかる! 愛着障害』ほんの森出版
『臨床発達心理士 わかりやすい資格案内[第3版]』(共著)金子書房
『行動科学への招待[改訂版]』(共編著)福村出版
『心理学の方法』(共著)ナカニシヤ出版

【論文】
「愛着障害・社交障害・発達障害への「愛情の器」モデルによる支援の効果――愛着修復プログラム・感情コントロール支援プログラムの要点」『和歌山大学教育学部教育実践総合センター紀要』24 21-30
「学校現場における学校心理学研究の動向と課題――こどもとこどもを取り巻く環境への支援の方向性を探る」『教育心理学年報』第54集
「「愛情の器」モデルに基づく愛着修復プログラムによる支援――愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもへの支援」『臨床発達心理実践研究』第10巻
「愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもの理解と支援――愛着の問題のアセスメントと「愛情の器」モデルに基づく愛着修復プログラムによる支援」『日本学校心理士会年報』第8号
「愛着の問題を抱えるこどもの理解と支援――愛着障害と発達障害の違いと対応」『学校教育相談』6月号 ほんの森出版
「愛着障害から必要以上に依存しあい、仲間外しにつながる」『健』8月号 日本学校保健研修社
「愛着障害の理解と愛着の問題を抱えるこどもへの支援の必要性」(論説・巻頭言)『発達教育』8月号 発達協会
「こどもの安全基地・安心基地・探索基地になれる親」『児童心理』8月号 金子書房
「発達障害と愛着障害」『発達障害白書:2019年版』明石書店
「愛着障害の実態と対応・支援」『指導と評価』12月号 日本図書文化協会

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内容説明

愛着障害の子どもの「気になる行動」は発達障害とどう違う? 豊富な事例と現場からの質問・相談に基づき、適切な支援、かかわり方を提示する「愛着障害支援の指南書」。

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