ホーム > 円環モデルからみたパーソナリティと感情の心理学

円環モデルからみたパーソナリティと感情の心理学

円環モデルからみたパーソナリティと感情の心理学

パーソナリティと感情の包括的モデルの一つである対人円環モデル。その広範な研究と臨床心理への応用を紹介。

著者 ロバート・プルチック 編著
ホープ・R・コント 編著
橋本 泰央
小塩 真司
ジャンル 心理 > パーソナリティ心理
心理 > 臨床心理
教科書 > 参考図書 > 心理
出版年月日 2019/11/10
ISBN 9784571240782
判型・ページ数 B5・392ページ
定価 本体8,000円+税
 

目次

イントロダクション パーソナリティと感情の円環モデル(Robert Plutchik & Hope R. Conte)

第1部 パーソナリティとの関連からみた円環
 第1章 感情とパーソナリティ構造の一般モデルとしての円環モデル
     (Robert Plutchik)
 第2章 円環モデルを用いた対人行動、感情、精神病症候群研究
     (Maurice Lorr)
 第3章 「対人円環」の条件:社会的支援行動の検討
     (Jerry S. Wiggins & Krista K. Trobst)
 第4章 パーソナリティ特性の研究:円環を用いた分析
     (Michael B. Gurtman)
 第5章 項目分析の利点:因子同士の横の関係性の活用
     (Clarence C. McCormick & Lewis R. Goldberg)
 第6章 家族関係と子どもの行動を表現した球体モデルと因子モデルの統合
     (Earl S. Schaefer)
 第7章 人間関係のオクタゴンモデル
     (John Birtchnell)
 第8章 職業興味の円周構造
     (Terence J. G. Tracey & James B. Rounds)

第2部 感情と円環との関連
 第9章 感情をどのように呼ぶべきか
     (James A. Russell)
 第10章 インパクトメッセージの円環尺度:感情と対人行動の操作的結びつき
      (Donald J. Kiesler, James A. Schmidt, & Christopher C. Wagner)
 第11章 パーソナリティ特性と感情の円環モデルの理論的・方法論的精緻化
      (Gene A. Fisher)
 第12章 対人サークルと社交性の底流にある潜在的感情
      (Rauni Myllyniemi)

第3部 臨床問題への円環モデルの応用
 第13章 パーソナリティ障害と対人円環
      (Thomas A. Widiger & Steven Hagemoser)
 第14章 構造方程式モデリングによる対人円環の評価
      (David M. Romney & John M. Bynner)
 第15章 対人問題の円環構造
      (Leonard M. Horowitz, D. Christopher Dryer, & Elena N. Krasnoperova)
 第16章 円環を活用した精神療法研究
      (William P. Henry)
 第17章 臨床研究における構造モデルとしての対人円環:集団精神療法、対人問題、パーソナリティ障害を例に
      (Stephen Soldz)
 第18章 摂食障害患者の対人特性測定と治療:円環モデルの臨床応用
      (James K. Madison)

エピローグ 円環の未来(Robert Plutchik & Hope R. Conte)


[編著者紹介]※原書出版(1997年)当時のものです
ロバート・プルチック(Robert Plutchik)
博士、アルベルト・アインシュタイン医学校(ニューヨーク州)精神科名誉教授

ホープ・R・コント(Hope R. Conte)
博士、アルベルト・アインシュタイン医学校(ニューヨーク州)精神科・心理学科教授、ブロンクス市営ホスピタルセンター精神科精神力動療法研究プログラムディレクター


[訳者紹介]※初版刊行時のものです
橋本泰央(はしもと・やすひろ)
2008年4月より 帝京短期大学ライフケア学科 助教
2012年4月より現在 帝京短期大学ライフケア学科 講師
2015年 早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了
2015年4月より現在 早稲田大学大学院文学研究科博士課程
[主要論文]
「対人円環モデルに基づいたIPIP-IPC-Jの作成」心理学研究、2016年(共著)
「対人特性とビッグ・ファイブ・パーソナリティ特性との関連――メタ分析による検討」パーソナリティ研究、2018年(共著)
「辞書研究に基づく対人特性語の構造の検討」パーソナリティ研究、2019年(共著)

小塩真司(おしお・あつし)
2000年 名古屋大学大学院教育学研究科博士課程後期課程修了。博士(教育心理学)
2001年10月より 中部大学人文学部 講師、准教授
2012年4月より 早稲田大学文学学術院 准教授
2014年4月より現在 早稲田大学文学学術院 教授
[著者]
『研究事例で学ぶSPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第2版]』(東京図書、2012年)
『研究をブラッシュアップするSPSSとAmosによる心理・調査データ解析』(東京図書、2015年)
『ストーリーでわかる心理統計 大学生ミライの因果関係の探究』(ちとせプレス、2016年)
『性格がいい人、悪い人の科学』(日本経済新聞出版社、2018年)
『SPSSとAmosによる心理・調査データ解析[第3版]――因子分析・共分散構造分析まで』(東京図書、2018年)

このページのトップへ

内容説明

対人円環モデルはパーソナリティと感情の構造を理解するための包括的モデルとして海外で長く利用されてきた。その広範な研究分野を俯瞰し、臨床心理への応用について紹介する。

このページのトップへ

関連書籍

Big Fiveパーソナリティ・ハンドブック

Big Fiveパーソナリティ・ハンドブック

歴史から最新の研究までを網羅した一冊

著者:谷 伊織 編著
阿部 晋吾 編著
小塩 真司 編著
 
 

このページのトップへ